気まぐれな覚え書き
2013年

2013.5.8新潟県産天然オオクワ
ネタ切れから更新が途絶えておりましたが、漸く今期のクワ活動がスタートした感じです(^_^;)
先ず今期最初のネタは、昨年同様にオオクワのブリードからです。
昨年は累代個体のブリードのみだったのですが、今期は累代が進んで弱体化してしまう事を考慮し血の入替え用に昨年採集の天然個体で産卵セットを組んでみました^^
我が家の累代個体『A.G.O』の同産地『阿賀町産』を2♀(36㎜・39㎜)
他に昨年産卵させた累代♀を2セット


39㎜の方は越冬後、餌の喰いも良いので期待出来そう^^

累代個体には普通の産卵木を、そして産み難い天然♀にはカワラ材を使用!
何とか産んで欲しいです。



2013.5.11夢の大台?
昨年仕込みの累代個体群(A.G.O)の蛹化&羽化ラッシュを迎えております^^
今期、幼虫体重からしてもあまり期待はしていなかったのですが・・・羽化してる♀を掘り出してみる殆どが49㎜台です。最終幼虫体重が12gの個体でも49㎜後半と中々の結果の様に思え、
その中でも今のところの最大が、13g→51㎜と予想以上の結果が\(◎o◎)/!
まぁ♀に関していえば毎回1頭は50㎜を超えてるし(^_^;)
しかし今期は既に2ラインで計4頭の50㎜オーバー!

なんだかこうなると♂の結果が早く知りたくなり、現在蛹中の個体を掘ってみると・・・
これまた予想だにしなかった結果が!



全長が71㎜これって?


体重21.9gこれって?

蛹体重21.9gの蛹から予測できる羽化サイズってどれくらいなのだろうか?77~79㎜ってところかなぁ?
蛹全長71㎜って数字的には大台が期待出来そうだけど???

しかし、残念な事にこの蛹は見ての通り左後脚が有らぬ方向に伸びた蛹化不全(左前脚も・・・)(>_<)
不全の原因は不明なのだが累代による弊害なのか?いずれにしろ頑張って羽化して欲しいです。

今期、この他に♀では幼虫時15.5gまで伸びた個体も現在蛹化したし、♂も更に期待できる蛹も控えてるし!
なんとか後につなげる結果が残せる事を期待したいです^^



2013.5.18夢の途中?
昨日、帰宅後にブリードルームを覗いてみると上記の期待『蛹』が羽化の真っ最中でした!
気になるのは左後脚の影響で無事羽化できるか?って事ですが、上翅は綺麗に伸び翅パカはクリヤーした感じです。
80㎜を超えそうな感じだったので羽化状況を画像で残そうか迷いましたが、フラッシュ等でビックリして羽化失敗となると悪いので断念!
それでも1時間置きに状況を確認し後羽が綺麗に延びたところで昨夜は就寝^^

今朝、状況を確認してみると無事に頭も起きてほぼ羽化が完了した模様です。
心配だった後脚はと言いますと見た感じはやや外側に向いてる気が・・・

ここまで来れば一安心!あとは気になるサイズなんですが、見た目は微妙に大台に届いてないみたいな・・・

一応、♂親の77㎜を横に置いて比較してみると上翅や体幅は確実に親を超えているのですが、この状態でノギスを充てるのは無理なので正確な測定は後日です。

ネットを徘徊しある方の飼育データーをみると、今回の個体と似た数値から80㎜を超したデーターを発見!
その方のデーターによりますと、幼虫最大体重28.8g(我が家27.3g)、蛹体重21.2g(我が家21.9g)
蛹体長70㎜(我が家71㎜)、羽化サイズ80.4㎜(我が家??.?㎜)・・・と幼虫体重以外は我が家の個体が数値を上回っている事からついつい期待してしまいます(^_^;)
もし大台に乗ってくれれば、念願の『自己採集個体からの80㎜』・・・

あと数日の辛抱ですが、『顎の形状によりコンマ1㎜届かず!』パターンもありがちですからねぇ(笑)

2013.6.2コルリ採集
ここの所気候も良く、あと僅かでライトトラップ採集のシーズンインです。
その前に行くところが!そう春のコルリ採集です。

昨年、一昨年と時期を外してしまいコルリに出会うことが出来なかったのですが、今年は?

気温の上がる昼前の到着を目指し家を出発!
採集地に到着後、林道を歩き目的のポイントへ・・・道中エゾハルゼミの鳴き声に迎えられ『やっぱこの季節は気持ちいい』
ポイントが近づき、橅の新芽を丹念に見ていると・・・居ました!!3年越しのコルリ^^


ポイントで数匹、下山の際もいくつかのコルリを確認し、お持ち帰り個体6♂3♀をケースに!
上手く展足出来るかな(汗)


残雪の残る新緑の林道と新鮮な空気を満喫し、帰路へと就きました!


    いよいよ次回はオオクワネタが・・・

2013.6.15険しい道のり
5月18日羽化の個体・・・結果的に80㎜に届かず(^_^;)
まぁ蛹の大きさから期待度はアップしたんですが産地の特徴ある顎形状からか?期待外れの78㎜
よって画像は無しです・・・
それより!5月11日の記事で書いた大型♀と更に期待できる♂がとっくに羽化していて、そちらの方が満足のいく結果になりました^^




顎の湾曲が緩かったら大台に乗ったかも?

♂に関しては僅か0.5㎜及ばず(^_^;) やはり80㎜への道のりは遠く険しいです(汗)
所詮79㎜台・・・
しかし、自己採集個体からを思えば満足いく結果かもです。というのも今期のブリードで♂で77㎜台と♀で50㎜台が複数羽化した事から自ずと次世代に期待が高まります。


初代A.G.Oに似て美肌!


顎の形状も好みの仕上がり^^

♂・♀共に最大サイズ及び平均サイズが過去最高の成果に終わりましたが、種親にどれを使おうか?迷い所です(^_^;)
最大♀と最大♂が兄弟なだけに、インブリードかアウトブリードか?



ちょっとネットで勉強しますか^^



2013.6.23下見がてら
月齢も悪く、灯火採集に出れないこの時期は例年のごとくポイントの下見へ!
本日の下見ポイントはここ2~3年行ってない地へ。

昼過ぎには帰宅する予定で朝9:00過ぎには家を出発!国道をひた走り目的地へ♪
国道から目的地へ続く県道交差点に差し掛かると御山の上部は厚い雲に覆われてる・・・まぁ予報は降らないし大丈夫っしょ^^

県道からそのまま林道へ突入し、走る事数十分!目的地へ到着^^
道中、灯火を張れそうなポイントを何ヶ所か確認し『今期はここへ数回通うかな!』等々考えながらも大本命のポイント状況を確認しに更に奥へ!

目的地の様子!


目的地の様子②


あっ!!先住民の方達が\(◎o◎)/!

黄昏てます(^_^;)

奥のポイントの下見を終え、今期灯火を張る場所も確認が出来、御山を下りることに!でも・・・『帰宅するには未だ時間も早いしそろそろ時期だし、アソコへ行ってみるかな!』的な考えから
毎年この時期に行ってる場所へ!山を下りると直ぐ高速に乗り第二の目的地へ♪



高速を下り、県道を走るとやがて第二の目的地へ・・・
そして目的地に近づくと面白い看板を発見(゜o゜)

なんじゃ!?


なんとも妖しげな看板を尻目に第二のポイントへと車を進め、1本づつ木々をチェック!しかし未だ時期が早いのか?目的のクワガタが確認出来ず・・・『やっぱ、おとりが必要なの?』
等々と考える訳もなく(^_^;)


どんどん車を走らせ、やがて昨年見付けたポイントに到着し、車から降りてチェック!『居たぁ!やはりもう時期に入っていたのですね(^。^)y-.。o○』


♀を守る様にノコが!


ノコの下方には本日の目的種が!


角度を変え!『新潟県産ヒラタクワガタ』の雄姿!

ヒラタクワガタは単独で樹液に付いて居たので、あと一週間もすれば♀も出てきて全盛期を迎える感じです。
今年もヒラタを確認し、気持ちもリフレッシュ出来たところで帰宅の途に就きました^^

今回は採集が目的では無いため画像だけ頂いて生体はリリースしました。


2013.6.26新潟県産ヒラタクワガタ
本日、仕事が早く終わったので、職場近くの河川敷にちょっくらヒラタの棲息状況を確認しに行って来ました^^
河川敷に到着後、それっぽい柳をチェックしながら車を進めます。
柳にはコクワを始め、ノコや小さなヒラタを確認!とても持ち帰る程のサイズでは無いのでスルーしながら更にルッキングしていると、そのポイント最後の低木に到着・・・やはり小さいノコに小さいヒラタが樹液に付いてます(^_^;)

何気に低木の根元に視線を向けたところ、なんと!やや大き目のクワガタのお尻が枝葉の間から見え、『間違いなく大型のヒラタだ!』画像を撮る余裕もなく、手で鷲掴み!





新潟県産ヒラタクワガタ(55.3㎜)

新潟県内では50㎜を超えるサイズは貴重な為、お持ち帰り確定です。

大型ヒラタをケースに入れ、来た道を戻りつつ『もう一本気になる柳が有るから見て帰るか^^』と草むらに見える中くらいの高さの柳をルッキング!すると・・・もってこいのシャッターチャンス到来\(◎o◎)/!


52㎜個体同士のバトルが!
自然の中の大迫力に生唾ごっくん・・・

当然この2頭もお持ち帰りケースへ入れ、この後雨も降りだしてきたので帰宅の途に就きました^^

今回は短時間の河川敷ルッキングでしたが充分楽しめました。



2013.7.3雨の日採集!!
仕事が終わり、帰宅しようとしてたら突然の℡!
『ヒラタ行きませんか?』・・・クワ友I氏からの誘いに『結構いい雨降ってますよ!』

どうやら彼はカッパを着てでも行きたい様子(^_^;)
『じゃあ○○のセブンイレブンで待ち合わせしましょう』・・・つい誘いに乗ってしまった(汗)

待ち合わせ場所で合流し、いつものヒラタポイントへ

ポイントに到着してみたは良いが殆どドシャ降り状態!私はカッパを常備してないのでウィンドブレーカーを着こみ、(I氏も私に付き合いカッパは着ずウィンドブレーカーに。)
いざ藪に突入したが瞬く間にずぶ濡れ・・・『我々は何する人なんですかねぇ、こんな雨の日に・・・』
上を見上げれば目に雨が入るしで最悪な状態です。


何本か確認したが居るのは小さなヒラタが洞に入って雨を避けてる状態だけ(^_^;)
途中、如何にか52㎜のヒラタをゲットしたが、あとは小さいサイズのみ!

やがて、このポイントの最有力の柳密集地に差し掛かり藪の中を丹念にチェックしてるとI氏が『あの洞に大きなヒラタが顎を出してる!
みると確かにさっきの52㎜よりは一回り大きい!

I氏はどうしてもそのヒラタが採りたいらしいので私の背中を脚立代わりにし、どうにかI氏を木の上へ^^
ピンセットを片手に格闘すること5分後!『抜けました。受け取って下さい』
抜き取った個体を見た瞬間『デカ!』

更に落下した個体を手でキャッチし、その感触に『これ60㎜いってますよ!



樹の上で格闘するI氏


惜しくも60㎜に届かず!
しかし過去最高の大物!
この♂の他に洞の中には♀が2頭(このサイズになると複数プレイがOKなのか?(笑))
そのうちの1♀を抜き取り、デカ♂は当然I氏の元へ、この♂と交尾済みと思われる♀は産卵させるため私の元へ^^

今回は雨降りにも関わらず採集に出掛けた甲斐あって、凄い個体を目にすることが出来ました。
恐らくこのサイズを超える個体はこの先出会えないかもですね(^_^;)

しかし、この個体を目にしたお蔭で(?)『新潟県産ヒラタクワガタ60㎜UP』が新たな目標に加わりました。



2013.7.7~10河川敷散策
先回の大型ヒラタに刺激を受け、このポイントには絶対に60㎜オーバー個体が棲息している!と信じ7/7と7/10に河川敷ルッキングをしました。
まず、いつもの様にポイント入り口からゆっくりチェックしながら今シーズン一番の『御神木』へ!
この御神木はけして大きな柳ではないがいつもヒラタやノコが沢山付いている外れのない樹なのです。

御神木に近づき、そ~っと樹の根元から幹に掛けてチェックしてみると・・・居ました居ました本日も大・中・小様々なヒラタが^^
どうやらこの樹の根元に発生源があるようで懐中電灯の灯りに驚いたヒラタ♀が慌てて潜って行きます。
その中でも特に大き目のヒラタ♂を採り、サイズを測ってみるとなんと57㎜!
充分大きい筈なのに先回59.8㎜を見たせいか?大きく感じず意外な感じでした。

その後、59㎜オーバーを採った柳密集地帯をチェックしたが今回は大きなヒラタ確認できず、そのかわり低木柳にノコが鈴なり状態!(やっぱこのポイントは当たりポイントらしい。)
サイズ的に普通のものばかりなので採集はせず、画像を好き放題撮りその場を後にしました。











日が変わり7/10!仕事を終え!急いで河川敷へ(笑)
今日は今にも雨が降り出しそうな空模様で、採集にはもってこいの天気!こんな日は大型の個体が・・・
『60㎜オーバーが採れるかも!?』

いつもの御神木に到着し、早速チェック!

オッ!

なんといきなりデカイ個体が!もった感じでは『先日の59.8に匹敵するかも?』

早速、車載のノギスで測定!
なんと、またしても大型のヒラタをゲットしてしまた!今回も僅か数ミリ足らず60㎜に届かず^^
しかしこれはこれで充分嬉しい。先回の個体は発見&採集したI氏の元へ行ったが今回は単独採集なので私の元へ♪

しかし、今期が当たり年なのか?このポイントが良いのか? 来る度50㎜オーバーが必ず採れる(今回も52~53㎜が4頭確認)
今までは50㎜を超えた個体は滅多に採れなかったのでお持ち帰り確定サイズだったのだが、確定ラインを55㎜に引き上げよう(^_^;)

もしかして今シーズン中に60㎜が採れるかも?

そんなに甘くは無いですね(笑)



2013.8.14ヒメオオクワ採集
連日の忙しさから更新出来ませんでしたが、お盆休みを利用して恒例(?)の檜枝岐ヒメ採集に行って来ました。
今回はどうせ行くなら南会津の外灯廻りも兼ねて!と言う事で前日の8/13深夜に出発しました。

しかし、晴天の星空の影響で放射冷却にみまわれ、南会津に近づくにつれドンドン気温が下がり『こりゃ外灯は無理だわ(>_<)』
途中の峠のてっぺんで流星群を眺めたりしながら檜枝岐を目指し、午前4時に目的地に到着!気温13度(寒いぃ・・・)
1時間ほど仮眠を摂り、午前5時に活動開始!

しかし、またしても林道の崩壊により行く手を阻まれ第一目的地を断念!ならばあっちの林道へ(^^)
次の林道へはどうにか入れたが虫の気配が無く引き返すことに・・・

ここ2~3年このような状況が続いているが今年も又くたびれ採集になるのか?
眠いのと疲れたのとで、最後にもう一か所回って帰路に就くことにし『さて、何処行こうか?』

最後に選んだ林道へは何とか入れたのだが、あと一歩と言うところで通行止めの看板が!
ここまで来て引き返すのもアレだから車を降り、徒歩で突き進む事に!
やがて中々の雰囲気になり、ヒメが付きそうな木々を丹念にルッキング♪

あぁっ!居た!
やっと出会えた\(◎o◎)/!灯火に飛来するヒメより感動~♪

柳に付くアカアシのペア


やっと出会えたヒメオオ^^


無事にネットイン!
51.4㎜
この他に2♂1♀追加し、もっと奥へ行こうか悩みましたが今回はこの辺で撤収することとし林道を後にしました。
今シーズン、もう一度この地を訪れたいと思いますが来れるかなぁ・・・(汗)

2013.11.15標本
最後の更新からずいぶんと経ちましたが、今期はオオクワガタの採卵にも失敗し(汗)完全なネタ無し(^_^;)・・・
灯火採集も9月6日の最終が坊主に終わり採集日記もサボってしまった・・・どうしよう・・・

ん~~何かネタが無いか?って事で今期採集のオオクワ標本でも載せてみます。

2013年7月5日採集個体68.5㎜(山形県産)

2013年6月28日採集個体56.3㎜(新潟県産)
この2個体は共に思い出に強く残る個体でして、上の山形県産は自己ギネス更新個体、下の新潟県産はこの産地の♂が採りたくて出動したにも関わらず、ライトトラップが撃沈で終わった帰りにポイント近くの外灯で拾った大逆転の1頭!
2頭共にシーズン初期の新成虫で、擦れや欠損の無い完品^^

標本をやってるといつも思うのだが、乾燥中に眼の色が変わる個体と変わらない個体があるけど何でだろう?